AI Wagashi
Jun 2023
生成AIはどんな和菓子をデザインするだろうか。そしてその和菓子はどんな味がするだろうか。
そんな好奇心から始まったプロジェクト、"AI Wagashi"。
画像生成AIブームを引き起こした"Midjourney"を用い、テキストから100枚以上の和菓子画像を生成した。並べてみると、淡いピンクや黄緑の色合いが多く、花を取り入れたデザインが目立つ。一方で、和菓子にとどまらず、中国の月餅やチョコレートに近い形状も多く現れた。プロンプトにアーティスト名や時代名を加えると、狙いに近い安定したデザインが得られるが、曖昧なワードではクオリティにばらつきがあり、その分、全く想像しなかった興味深い形状が生まれることもあった。例えば"Computational Wagashi"という造語を入力した際には、これまで見たことのないような幾何学的で美しい和菓子のデザインが生成された。ただし、この段階でのAIでは製法を考慮していないため、実際には手作業では実現できない形状も少なくなかった。
そこで、渋谷で和菓子カフェ「かんたんなゆめ」を営む寿里さんとともに生成画像からときめいたデザインをセレクト。生成画像を元にBlenderで3Dモデルを設計し、3Dプリンタを活用してカスタムのシリコン型や抜き型を制作、最終的に5種類の和菓子を再現した。メインとなる錦玉羹は生成AIを活用した初の和菓子ということで、フランス語で「初めまして」を意味するカクテル「アンシャンテ」のレシピをベースに、ジン・ライチ・レモンを使用した爽やかな味わいに仕上げられた。2023年6月に開催した二日間のイベントでは合計60人以上が集まりAI Wagashiを味わい体験を共有した。
Interview: https://loftwork.com/jp/finding/generation_ai_chakai











